日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

踏みしめて

2017年01月15日 | 自然 季節
 
 
 最強クラスの寒気団が南下、日本列島の大方をすっぽりと覆い各地に雪をもたらしている。ひと晩に子どもの背丈ほども降り積もる。その原因をCGで分りやすく解説する気象予報士も降雪量を調整して適当に止めさせる術はないようだ。時はセンター試験中、ある言葉を避け、足元を踏みしめてと促す。受験生はしっかり踏ん張って問題に向き合った。入試シーズンと雪、毎年気になる組み合わせだが、時期を変える方法は、入学を欧米式の9月にすることだろうか。

 雪に困っている人もあるだろうが、と断りながら、専業農家の主婦が綴った雪の文章。「雨は地面から川へと流れてしまう。雪はゆっくり溶けて地下へしみこみ水を地中に貯めおける。春になると根雪も溶けだし川に流れ田んぼを潤す、雪解け水がないと農作業が心配になる」と雪の必要性を説いている。雪もある程度降ってくれないと畑の虫が絶えない、人糞を肥料とする頃に農家の人に聞いたことを思い出す。

 都大路を走る全国都道府県対抗女子駅伝、沿道で声援を送る人らも大変だろうが、選手が雪だるまになるのでは、そんな心配をさせる雪の中で熱戦が展開された。トラブルもなく終了し関係者はほっとされただろう。雪に向かって走る選手の映像を見ながら高3の1958年岩日駅伝を思い出す。雪降るなかでの駅伝、幌を張ったトラックの荷台、七輪の火に手をかざしながら選手に追走し写真を撮ったことを。今なら伴走は許可されないだろうが、思い出になっている。

 今朝5時、道路以外は3㌢ほどの積雪、小さなゆきながら「この分だと積もるかな」という期待を持たせる勢いで降っていたが間もなく期待はずれに。狭い庭も白く化粧し少し華やいでいる。背の低い花は雪の下でねむっている、いや、しっかり踏ん張っているのだ。
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