日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

おいでませ山口 5

2011年10月10日 | 地域
           

今日は体育の日。東日本大震災の復興をも願った国体競技も1部を残し最終日となった。明日は閉会式。天候にも恵まれた国体ではなかったろうか。

全国からの選手を迎え、積み上げてきた練習の成果を思いきり発揮し、いい思い出を残せるよう関係者の苦労は大変だったろう。目に見えない陰での支えが「もう一度山口に来たい」という選手の声に込められている。ご苦労様でした。

各会場の周辺には数えきれない幟が風に揺れている。会場への道案内かと思いながら見ると、市内の各小中学生が考え、工夫し、手書きした各都道府県選手への歓迎と応援のメッセージが記されている。自分の自治体名を見た選手、風にはためく幟の音が子どもらの大きな声援に聞こえたことだろう。

県での国体開催、前回は1963年、今回は2011年、といううことはもう見る機会はやってこないだろう。カヌーにホッケー、フェンシングという競技をはじめて観戦できた事を喜んでいいのだろう。ただ、国体の改善すべき課題も多くあり、いつまでもそれを放置しない勇気を関係者は持って欲しい。

天皇杯、皇后杯とも開催県の山口県と決まったようだ。来年は岐阜県での開催、さて天皇杯はどこへ。

(写真:小中学生手作りの都道府県を応援する幟、カヌー競技場で)
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おいでませ山口 4

2011年10月09日 | 地域
           

第66回国体、市内で行われる競技は4種目。テニスを除くホッケーとカヌーとフェンシング競技は初めて見る機会を得た。フェンシング会場は錦川から垂直に切り立った高台にある岩国運動公園内の総合体育館。公園に変わる前は、かっての城下町が一望できたが、周囲の植樹で見渡せない。全国から見えた選手皆さんに眺めて欲しい風景なのだが。

フェンシングという言葉は「FENCE:フェンス(垣根・防ぐ)からきていて、自分の身を守る、名誉を守る、ルールを守るという意味を含んでいる」、配られたプログラムに説明が載っている。競技にはフルーレ、エペ、サーブルの3種目がある。

成年男子のエペを観戦した。エペは決闘に使用されていた剣と、それを用いた剣術が競技化したもという。あたまの先からつま先までどこを突いても有効で、先に突いた方に得点が入るので、素早い突きが求められる。まさに決闘勝負ということだ。

観覧席からは細い剣の先が相手を捕えた瞬間を見極めるのは、観戦はじめての自分は苦労した。選手同僚とその応援団の声、審判のジャッジに電気審判器の数字で勝を知ることができた。巾2m、長さ14mあまりの競技スペース(ピスト)での勝負、前進と後進だけの動きで相手を突く、逃げ場のない戦いはまさに決闘の名残を思わせる。

フルーレは胴周りだけ、サーブルは頭の先から胴の上部までを突くことで勝負が決まる。剣の形、重さ、全長、ガードの直径など、種目によって異なっている。種目によって突くだけでなく「切り」いうポイントもある。竹刀と違い片手で突きをいれる剣さばき、洋の武術を少しだけ楽しんだ。

(写真:成年男子エペ試合のひとコマ)
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おいでませ山口 3

2011年10月08日 | 地域


カヌースプリント競技は市街地から約40分、周東町にある中山湖特設カヌー競技場。中山湖は治水・上水道・正常流量の確保などを目的に作られた中山川ダムの建設によって作られた人工湖。運転しながら見下ろしていた湖面の縁にはじめて立った。いい眺めに満足した。                

中山湖は1994 (平成6)年に完成。提高37m。総貯水容量755万㎥の重力式コンクリートダム。見通しの良い中山湖は、最長2㎞の直線距離がとれるため水上スポーツなどに適し、カヌー大会などが行われる。自然ふれあい・展望広場・眺望・多目的広場・湖親水の5つのゾーンから形成され、バス釣りやハイキング、芝すべりなどが楽しめる。休日には、バーベキューを楽しむ家族連れなどで賑わう(岩国検定資料より)。

カヌー競技の成績発表、着順に続いて選手名と県名、そしてタイムの発表。そのタイムは何と1000分の1秒まで。陸上100mでも100分の1なのに、と思いながら、それほどきわどい競技だということを知った。競技は湖面の真ん中、左から右へ目の前を通り過ぎる瞬間、選手の動きが確認できる。

競技が終わると、湖面中央のコースのあたりから波が寄せてくる。それは選手達の奮闘を伝えるかのように繰り返し繰り返し届く。競技はカヤックとカナディアンの2種類が行われる。日頃は静寂な湖面、周囲の茂みに身を潜めたイノシシやタヌキなどが覗き見していないか、そんな爽やかな競技場だった。

(写真:ゴール50m位手前の接戦)


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おいでませ山口 2

2011年10月07日 | 地域
           

ホッケーという競技をはじめて見た。いや観戦した。

91.4m×55mのフィールドの芝は人工芝という。競技は「スティックを持って行うサッカー」というイメージ。そのせいか1チームのフィールドに立てるのはゴールキーパーと10人のプレーヤーの11人でサッカーと同じ。サッカーとの違いは、ボール(野球ボール大)をスティックという杖状の棒を使って操り、得点を競い合う。サッカーは足を使う。

広いフィールド全面を使ってのプレーはダイナミックで、スピードがあり、体力消耗もかなりだろうと思った。人工芝に水をまくそうだ。転倒時に摩擦によるやけどなどを防止するためという。そのせいで球速も早くなり、ダイナミックなプレーに連なり、試合の面白さを増す。

青い空の下では、ちょうど山口県チーム女子の試合中で、学校観覧席からの小学生の声援が試合会場に響いていた。あの応援は選手にも届いただろう。これは開催地の特典だろうか。勿論、民宿した他県の選手を力一杯応援するお世話グループもある。

スティックを持って玉を追い掛ける選手に比べ、ゴールキーパーの試合着は装備という感じ。それほどに危険を伴うことを知る。そう、アイスホッケーのそれに似ている。前後半各35分、10分ほどのハーフタイムだが、玉に合わせてゴールを守る、その素顔はなでしこに似ている、そう思いながら観戦した。

(写真:試合の1シーン)





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おいでませ山口

2011年10月06日 | 地域
           

48年ぶりの国体開催県、前回は東京オリンピックの前の年だった。当時、選手として出場された人の多くは指導者として、また役員として今大会へ参加されている方も多かろう。その国体は今日で前半戦が終わった。

ローカルTVはどの局も前半の総括を放送している。天皇杯獲得が悲願の山口県の成績は東京都に続いて現在2位、順位的には好位置につけている。競技は10日まで、県選手の活躍を期待している。

市内では4種目の競技が行われる。少年男女のテニスは5日に終了、今日からは少年男女のホッケーとカヌースプリント全種目の競技が始まった。明日にはフェンシング全種目が始まり最終日まで行われる。県内各地域で選手や関係者が民宿されている。映像でその紹介を見ると、親戚の人のお泊り、そんな暖かさが伝わる。悔いのない試合をして欲しい。

国体に合わせて「おいでませ山口国体 いわくに観戦ガイド」という、オールカラーで100頁ほどの冊子が発行されている。これを携えていれば市内で行われる試合観戦は迷うことなく行ける。ガイドのおよそ半分を占める「いわくにグルメガイド」は国体終了後も市民のガイド本として使える。飲食店・土産物天・Nigtt Spotの分類が役立つ。

国体終了まで天気は秋晴れの予報が出ている。試合もだが県内のいろいろを見て聞いて味わって帰って欲しい。

(写真:観戦ガイドの表紙)
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これは何

2011年10月05日 | ウオーキング 散歩
           

歩いているといろいろと出会う。

久しぶりに出会った人と立ち話をする。掲載された投稿を読みましたと感想をくれる人にお礼をいう。道をたずねられ少し後戻りして教えてたらこちらは丁寧なお礼をもらう。歩行器代わりの手押し車の車輪が側溝の蓋の穴へ挟まって困っている高齢の婦人へ手を貸す。

高校生が橋の歩道を隊列を成して自転車で走るので歩行者が車道によける。彼らは詫びれることもなくそこどけというように走る。携帯を使いながら車の運転をする人も意外と多い。もう少し道の端に寄って止めたら助かるのにと思う駐車が多いのは道幅の狭いところ。

そうだ、毎年あそこの道沿いの家には紅白の見事な百日紅の花が咲いていた、と回り道をしたら更地になっていた。いつも車で走る道を反対に向かって歩くと看板の字が違って見えて面白い。藩政時代の名残の迷路のような細い道の両側の塀からは庭木の茂った枝がお辞儀をする。

いつも見て通る大きな銀杏の木。葉を茂らし紅葉し、実を落として葉を散らし、足元を金色に染め、風に吹かれて散っていく。こんな見慣れた自然がいつまでも続いて欲しい、この日もそう思いながら歩いている。

(写真:見上げた桜の枝についているのは何)
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サルビア

2011年10月04日 | 生活・ニュース
           

通りかかった道沿いの小さな公園に真っ赤なサルビアの花が秋の日を浴びていた。この花は夏から秋にかけての花壇材料として最もポピュラーなものという。そういえばほうぼうで目にする身近な花のようだ。サルビアを見てふと思い出した。

この花を地方公共団体の花に指定している自治体も多い。県内でも数市が指定している。一昨年7月の洪水で大きな災害に見舞われた防府市もそのひとつ。災害の後、絵手紙で被災者を激励しようという募集に応募した。そのとき市の花のサルビアを描いて送った。その展示会を見に行った知人が、写メールで見せてくれた。賞はにがしたが、防府市民の目に触れたことを喜んだ。

我が家でも何度か苗を植えたことがある。虫もつかず、ただ欠かさずに水やりをするだけで長く咲き、手のかからない花だったと思う。しかし散り始めるとその片づけだけは怠らないようにしていたように思う。

サルビアの和名は「緋衣草(ヒゴロモソウ)」というそうだ。確かにあの色は緋色、濃く明るい赤色の衣を着ている。日本文字で表す和名、いろんなところで「名は体を表す」と納得することが多い。サルビアもその仲間に加えよう。

(写真:緋色も鮮やかな緋衣草の花壇)
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秋の空

2011年10月03日 | 自然 季節
           

北からの寒気団のせいで冬型の気圧配置となり急に冷え込みが強くなった。全国では20数か所も例年より早く初冠雪を記録した。瀬戸内側には雪の話題は早い。が、季節の変わりは正直なもので、爽やかな秋の空になった。

秋の空といえば「天心が暗くなるほど澄んだ空」という表現を読んだ。そんな納得する秋の空を撮った。ほかにも「秋高し」「天高し」などともいう。こうした清々しい表現と裏腹に、秋の天気の変わりやすから「何とかの心と秋の空」ともいう。

うろこ雲やいわし雲にひつじ雲などは、その昔の理科の教科書を思い出し区別できる。どうして秋になると空は青く晴れ、雲は軽やかになるのか。秋の太平洋高気圧は夏のそれに比べ水蒸気が少なく乾いている。そのため雲の位置は高く、量も少ない。だから空が高く青く澄んでいる、というのは理科の教科書から。

県内各地で国体競技が繰り広げられている。天皇杯を目指す県勢は好調な滑り出しという。競技は室内ばかりではない。この絶好の「秋の空」、選手の皆さんが心おきなく競技できるよう、最終日まで続いてくれることを願っている。今日で3日目が終わった。

(写真:これが「秋の空」という1枚)
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サクラ

2011年10月02日 | 回想
           

10月からは年度の後半、世の中では制度や仕組みの変わることも多い。今月から値上げされるものが相次ぐという報道、個々のそれは低くても、まとまってしまうとボディーブローを堪えることを強いられる。やがて復興増税も追っかけってくるが、景気回復や経済の上向きは見通せない。。

そんな中、来春の卒業生で就職試験を受けた人には1日から内定通知が出される。就職戦線は世界経済の不況や東日本大震災の影響などで厳しい。そんな中で内定通知を得られた人は家族ともども喜びのことだろう。しかしそうなれなかった人も多い。

かって、採用試験に携わった一人として、生徒や学校の辛苦について思い出すことが沢山ある。特に採用にいたらなかった説明を学校へ伝える。進路指導の教諭を通じて生徒へ伝えられるが、その説明には心を痛めたことを昨日のように思い出す。

説明を終えて校門を出る時、桜が咲くまでには次のチャンスをもにして、そんなエールを思いながら駅へ向かった。たまには進路指導教諭の納得しがたい顔が追っかけてくる気配を感じながら。桜とともに新入社員を迎えると、校門を出る時のことを思い出すこともあった。

桜は古くから爛漫と咲く姿が讃えられ、多くの門出を祝ってくれる。が、この今の時期に咲く桜は人目にもつかないくらいひっそりと咲き始めたのは冬サクラなのだろうか。小柄な清楚な花びらが秋の日を受けている。春とは異なり、もの想いするこの頃によく似合うサクラ。爛漫と咲く桜のころ、全員に内定通知が届くことを願いながら、撮った。

(写真:吉香公園の大噴水周りで見つけたサクラ)
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秋晴れの下

2011年10月01日 | 自然 季節
           

「秋晴れの心地よい季節となり、朝夕はめっきり涼しくなりました、空は深く澄み渡りさわやかな季節となりました」など10月の時候の挨拶にいいという文例。このような手紙が届いたことは勿論、書いたという記憶もない。しかし、散歩をするとその表現に納得している自分に気づく。

今年は柿が豊作と聞いていたので、色ずいた柿がどこかに見えないか、散歩コースで探したが見かけなかった。そういえばスーパーにもまだ並んでいない。青い実はしっかり付いている。予想通りの豊作を予感させる。

最近は柿が収穫されないまま、熟して落ち、路上を汚している光景をよく見かける。鳥たちの餌にもなっている。山間部では収穫されないそれが獣の餌にもなり、人里へ獣が降りてくる理由の一つになっているとも。

錦帯橋上流の桜トンネル、桜の木の葉も赤や茶や黄色に彩りをましている。その葉は道に舞っている。もうすっかり葉を落とした木も多い。春を迎える準備だ。そんな小枝の向こうに澄んだ秋空が光っている。

枯芭蕉から立ちあがった芭蕉は鮮やかな緑色の大きな葉を茂らせている。さびしくなった桜の木の下で揺れている。そんな季節のなのに、銀杏の実の姿はわずか。まだ貴重品のように思った。

(写真:栗も豊作を予感させるなり具合)




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