歩いているといろいろと出会う。
久しぶりに出会った人と立ち話をする。掲載された投稿を読みましたと感想をくれる人にお礼をいう。道をたずねられ少し後戻りして教えてたらこちらは丁寧なお礼をもらう。歩行器代わりの手押し車の車輪が側溝の蓋の穴へ挟まって困っている高齢の婦人へ手を貸す。
高校生が橋の歩道を隊列を成して自転車で走るので歩行者が車道によける。彼らは詫びれることもなくそこどけというように走る。携帯を使いながら車の運転をする人も意外と多い。もう少し道の端に寄って止めたら助かるのにと思う駐車が多いのは道幅の狭いところ。
そうだ、毎年あそこの道沿いの家には紅白の見事な百日紅の花が咲いていた、と回り道をしたら更地になっていた。いつも車で走る道を反対に向かって歩くと看板の字が違って見えて面白い。藩政時代の名残の迷路のような細い道の両側の塀からは庭木の茂った枝がお辞儀をする。
いつも見て通る大きな銀杏の木。葉を茂らし紅葉し、実を落として葉を散らし、足元を金色に染め、風に吹かれて散っていく。こんな見慣れた自然がいつまでも続いて欲しい、この日もそう思いながら歩いている。
(写真:見上げた桜の枝についているのは何)
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