ホッケーという競技をはじめて見た。いや観戦した。
91.4m×55mのフィールドの芝は人工芝という。競技は「スティックを持って行うサッカー」というイメージ。そのせいか1チームのフィールドに立てるのはゴールキーパーと10人のプレーヤーの11人でサッカーと同じ。サッカーとの違いは、ボール(野球ボール大)をスティックという杖状の棒を使って操り、得点を競い合う。サッカーは足を使う。
広いフィールド全面を使ってのプレーはダイナミックで、スピードがあり、体力消耗もかなりだろうと思った。人工芝に水をまくそうだ。転倒時に摩擦によるやけどなどを防止するためという。そのせいで球速も早くなり、ダイナミックなプレーに連なり、試合の面白さを増す。
青い空の下では、ちょうど山口県チーム女子の試合中で、学校観覧席からの小学生の声援が試合会場に響いていた。あの応援は選手にも届いただろう。これは開催地の特典だろうか。勿論、民宿した他県の選手を力一杯応援するお世話グループもある。
スティックを持って玉を追い掛ける選手に比べ、ゴールキーパーの試合着は装備という感じ。それほどに危険を伴うことを知る。そう、アイスホッケーのそれに似ている。前後半各35分、10分ほどのハーフタイムだが、玉に合わせてゴールを守る、その素顔はなでしこに似ている、そう思いながら観戦した。
(写真:試合の1シーン)