「午後2時46分ごろ、東北地方で強い地震が発生した。映像でその恐ろしさ怖さに驚いている。一刻もはやい沈静化と、被害が広がらないことを心より祈りながら、被害に遭われた方々をはじめ、関係される皆様に心からのお見舞いを申しあげます」。これは13年前の発災日のブログ全文。いつもの何分の一かで終わっている。
東日本大震災関連死を含めた死者数は2万2222人、これはNHK12時のニュース。行方不明者は2520人(警察庁)で捜索は続き、困難な身元不明者のDNA検査も続いている。避難者は2万9千人余という。ここでは地震という自然災害だけでなく、東京電力の原発事故という付加が被害を拡大させるとともに、復興への阻害をしている。
能登半島先端の珠洲市に活断層は確認されていないが甚大な被害が発生した。半島全体では海底の隆起が地形を大きく変え港を壊し海岸線を沖にやった。原発建設をやめた自治体の決定はだった。原発建設は活断層の有無も判断のひとつというが、1度事故が発生すればどうなるか、福島から学ばねばならない。
13年前のあの日に生まれた子どもは中学生。瓦礫の中で受け取った卒業証書に涙を流して喜ぶ児童の姿を思い出す。報道を見る限りではまだまだ復興の終わりは見えない、原発の廃炉に至ってはその工程も定まらない。あの除染土の移送先をどう手立てするのか、発災時間に黙祷しながら思った。
(今日の575) 防潮堤あれば防げた原発禍
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます