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入学式が終わりひと月あまり、小学新1年生は学校生活に慣れて来ただろうか。社会人1年生の五月病は現役のころ何例か見てきたが、GW明け元気に小学1年生のみんなが登校する、そんなことを思いながら小学時代に学んだ机をながめる。
岩国教育資料館には懐かしい教材、使いこなされたい民具、今では想像もつかないがかつての生活必需品などが展示されていて、誰もが無料で鑑賞できる。あんな民具が今の電化製品に変わったんだ、そんなことが学べる。いくつも懐かしい物はあるが、炭火のアイロンなどは生活の知恵から生まれた必需品、使ったことがある。
写真は資料館に展示されている昔の小学校の机と椅子でいづれもの木で作られている。これで6年間学んだ。机は一脚が2人用に出来ている。机の蓋を上に開くと習字用の硯置きがあった。掃除の時はこれを動かして雑巾で床を拭いた。今、地震訓練で机の下にしゃがむ映像を見るが、この机では机の作りから出来ない。ランドセルは椅子に背負わせていた。
写真前列の小型の杖と椅子は低学年用、それに向き合う高い机は教卓で先生が使う。机に罪はないのだが思い出すことがある。学期ごとに席替えがあり、誰が隣になるか気になった。神ではない担任の思いひとつで学期の面白さが左右される、楽しくもあり憂鬱でもある席替えだった。
(今日の575) 席替えで誰が隣か息をのむ