これまで飼育した経験のある生き物はイヌ、ニワトリ、ウサギ、メダカくらい。犬は2回というか2匹、鶏と兎は子どものころでどちらも数羽、メダカは20年くらい前で多い時は数十匹くらいいた。鶏や兎は学校が長期休みのときの絵日記のためだったかもしれない。犬は捨てられていたのを飼い始めた。
熱心に飼育した思いはあるが、飼われる方はどう思っただろうか。2匹目の犬は息子が園児の頃で「世話をするから」ということで、家の入口に置かれていた生まれたばかりのスッピツの雑種だった。それから3年、突然、異常になり獣医の手当ても及ばず、息子の手の中で息を引き取った。息子の涙を見て成長を感じた。それが最後の飼育になった。
最近、飼育中の大きな蛇が行方不明になりその地域を騒がせ、ワイドショーの好む話題提供をした。無事捕獲されてほっとしたが、ジャングルにいるような生き物に町中で出会ったらどうするだろう。ニュースではそんな生き物も飼育対象になるの、と驚くもの知らずの自分にあきれる。遅れているのだろう。
先日、川沿いの遊歩道で、並行するジャングルのように荒れた中州の茂みから現れた一匹の亀に出会った。グーグルレンズで確認すると「ミシシッピアカミミガメ」と表示される。ネットを覗くと、「外来対策種」(環境省)らしく、駆除の自治体もあるとか。錦帯橋の下流約1㌔ほどのところ、どこからきてこれからどこに行くのだろうか、2分余りの対面では聞けなかった。次に出会ったらよく観察してみる。