日々のことを徒然に

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切り干し大根

2018年01月10日 | 生活・ニュース

 諸種事情はあるようだが野菜の高騰がニュースになる。年末のころ、白菜1株約800円、大根1本300円強、みず菜1束300円などなど、スーパーの表示価格に驚いた。高齢夫婦の家庭では買いづらい、手を出しにくい、そんな野菜売り場だった。それでも年末年始のお節や鍋料理には欠かせない食材ばかり、財布のひもは緩んだだろうか。

 こんな文章に出会った。昨年から続く野菜の高騰、鍋に入れる野菜の種類や量に頭を悩ます。例年なら「野菜をしっかり食べてね」と言うが、この冬は「野菜をよくかんで味わって食べてね」。そんな対策の一つに大根やカブの葉を使う。これは冷え性や肌に良いので積極的に使うとある。作者の年齢から育ち盛りの子供さんがおられると思う。

 我家では祖母の時代から大根やカブの葉は炒め物や漬物にして食べており、今も続く。大根葉を食べると話したら驚いた人がいて逆に驚いたことがある。子どものころには「大根人参大嫌い、今日も母さん太鼓煮てる」そんなじゃれも言いながら遊んだことはある。野山を駆け回って遊んだ後の夕食、好き嫌いを言ってはおれなかった子ども時代の空腹、菜園の大根も人参も貴重な食材だった思う。

 年末、白菜や大根、カブやネギなどをいただきスーパーでの買い控えが出来た。そんななかこの冬も大根を切り干しにした。母や祖母は包丁で切っていたが今はベンリナースライサーがあり、妻が切り歯の調整をすれば私でもできる。乾燥した冬日を浴びた切り干しの味は、咬むほど増す甘みは自然のそのままで子どものころと変わらない。保存食として長く楽しめる一品と言える。
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