日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

113番の新元素

2015年12月27日 | 生活・ニュース


 周期律表、これは元素の性質や特徴を並べたもの。元素ごとに原子番号、元素を表現する記号、それに元素の名前が一マスにまとめてある。元素番号は元素を順番に並べたものを左上から右に数字をつけたもの。縦の列は資質が似ているという特徴がある。原子番号の1番は水素、2番はヘリウム、窒素は7番で酸素は8番、ネオンは10番、金は79番で銀は47番などとなっている。

 高校の化学では周期律表をもとにして実習を行った記憶はあるが、実社会に出て、仕事のうえで1度も使うことはなかった。ただ、複雑怪奇に思える自然界には一定のルールがある、そんな認識をなぜか抱かされた。こんな周期律表を突然思い出させたのは、113番の新元素に史上初めて日本発の名前がつくかもしれないという報道。

 その新元素は、陽子が30個ある原子番30の亜鉛を、同83個の原子番号83のビスマスにぶっつけ核融合させて113番元素を合成した。これは米国とロシアの共同チームも先行確認しているが、日本の方がデータの確実性が高く国際的に認められる見通しという。日本の研究機関は理化学研究所が発見を主張してきた。

 113番はどんな元素だろう。「一瞬で崩壊するため、その化学的性質は不明」という。自然界で見つかる元素は92番のウランまで、これより重いプルトニウムなどは人工的に合成され、発見されたもので、現在116番まで存在が分かっているという。日本初の元素名、若い化学者らが夢を抱くような命名をして欲しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする