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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

スイングバイ成功

2015年12月03日 | 生活・ニュース


 「気象条件が悪く打ち上げが2回延期された小惑星探索機『はやぶさ2』は3度目の正直、13時22分04秒に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ地球周回軌道に乗り、小惑星「1999 JU3」探索の準備に入った」、これは昨年の今日のブログの書き出し。今夕、はやぶさ2は探索予定の小惑星「りゅうぐう」を目指して地球周回を終え新たな軌道に旅立つ。

 新たな軌道は、地球から約3100キロをかすめる時の地球の引力を利用して「はやぶさ2」は進行方向を変える「スイングバイ」と呼ばれる操作をおこない、加速度を上げて探査の小惑星に向け長い飛行を続ける。その到着は2018年の夏という。スイングバイは、少量の燃料(推進剤)しか積めない惑星探索機が遠くへいく時に衛星の重量を使って加速する方法という。万有引力の法則が関係するというが、難しい理論はともかく加速して欲しい。

 というように、生半可な知識どころか無いに等しい宇宙の知識にもかかわらず、自分でも不思議に思うが宇宙に拡がる話に興味をもつ。はやぶさ2は、太陽電池パネルを広げても縦4メートル、横6メートルの大きさ、宇宙では塵にも満たないだろうが、日本の夢を担って暗闇を飛行する。「りゅうぐう」到着後1年半調査や資料採取を行い、2019年末にりゅうぐうを出発、2020年末ころに地球へ帰還する。

 退職してから16年目に入った。会社人間で通した世間音痴がどう過ごすか夫婦で心配していた。しかし、誘われたり飛び込んだりで暇老人にならず、現役のころに似た忙しい時も経験した。考えてみると、退職後に出合った人らの引力が私にスイングバイのような状態を与えて貰ったことになる。感謝しかない。はやぶさ2の帰還は5年後、ぜひ迎えたいと思う。7日には別の探索機が金星の謎に挑戦する予定、こちらも楽しみだ。
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