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公園にある水飲み場、子どもらが手荒いや暑い時期に頭から水を被ってしているのを見たこともある。そんな様子は年々少なくなり、子どもらはゲームや塾かと思わせる。真っ赤なサルビアが花壇で日ざしを受けているが手持無沙汰の感じ、子どもらの元気な声を待っているようだ。
梅雨の晴れ間、真夏日の日ざしにセミも忙しそうに鳴いている。その声を藤の花の実が指揮するように棚下で揺れている。そばの桜の木でセミの脱け殻を一つ見つけた。今年初めてだ。
そんな公園の水飲み場の後ろにペットボトルと菓子の入っていたポリ袋が捨てられている。公園にはゴミ入れは無い。大人か子どもか分からないが、持って帰らねばという気持ちが少しはあったのか人目につきにくいところへ捨てている。
と言いながら、捨てられたゴミをそのままにして公園を出た。少し気が咎める。