日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

川の日

2015年07月07日 | 生活・ニュース


 織姫と牽牛が1年に1度、天の川で出会える今日は七夕。この天の川のイメージにあやかって7月7日を「川の日」と制定されたのは1996(平成8)年というから19年目になる。知らなくても何事もなく済んでいた。そういえば自治会役員のとき「錦川の清掃」に出たのは梅雨のころだった。思い出せば川の日の関連行事だったかもしれない。

 錦川は延長流路およそ110キロ、県下一番の長さで豊富な水量と良好な水質は流域を潤し瀬戸内海にそそぐ。この水は吉川藩の財政を豊かにした和紙の産地として全国に知られた。やがて沿岸域には紙や繊維といった水無くしては起きなかった企業が生まれる。その後の時代推移に伴い石化関係の企業も進出し県東部の工業地帯を作り上げた。工業地帯発展の条件の一つに水が絡むことは小学校の社会科で習う。

 和食は世界的なブームといわれる。和食に欠かせない一つに日本酒があげられる。日本酒として販売できるのは「国産のコメを原料に国内で製造された清酒」と定義され法も整備されるらしい。現在、錦川水系の酒蔵は上流から「堀江酒場 金雀」「村重酒造 金冠黒松」「酒井酒造 五橋」「八百新酒造 錦の誉」が歴史を刻んでいる。

 川といえば橋、錦川には国の名勝・錦帯橋があるが、これは観光施設で一般の生活橋ではない。3つの沈下橋から国道を繋ぐ橋まで錦川には何橋有るか何度も思ったが思いだけで終わっていた。解決してくれたのは「金冠黒松」1升瓶の化粧箱。ラベルの解説に「背景の放射状に広がる線は錦川に架かる橋の数」で総数は108とある。煩悩と同じ数が意味深長だ。錦川は鮎釣りのシーズン最中、塩焼きと冷酒はたまらない組み合わせ、今年も出合えるだろうか。
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