日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

半夏生

2015年07月02日 | 自然 季節

 新聞のベタ記事に「半夏生の日」とある。鉢植えの半夏生の葉は塗料を塗ったように白く色変りした。半夏生は虫媒花なので虫を誘う必要から目立つ白に進化したという。自然の中で誰から学んだのかいつも思う不思議だ。花の名の半夏生は、夏至中ほどで咲くので付けられたという。よく観察されているとこれまた驚く。ネットでは他にも説はあり。

 面白いことや思い当たることが幾つも載っている。この日に降る雨を半夏雨(はんげあめ)と呼び、大雨になるとも言われる。九州各地の雨を思うと当たっている。田に植えた苗が、タコの足のようにしっかりと根付くようにとの願いを込めてタコを食べる。なるほどなるほどと頷く。この日までに田植えを済ませた農家では、この日の天候で稲作のできを占う。さぞ心配なことだろう。ほかにもこの時期の農業に関するいわれや風習の面白い話がある。

 ネット散策すると我が家の半夏生はなぜか白色の部分が多い感じがする。肥料不足なのか、水の与え過ぎか、思い当たるのはこのくらい。少し育ち過ぎのようであり大きな鉢への移植が必要そうだ。いやいや「主の頭部に似せています」、そんな答えが聞こえる。

 昨日の早朝、雨の音で目が覚めた。時計を見ると4時前、気象予報通りの大降り、市内西部ではこのころ40ミリくらいの雨量が観測されている。しばらくして大雨注意報は警報に変わった。半夏雨、暦通り、自然をなめるな、雨音がそんな声に聞こえる。
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