日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

いたずら

2014年07月12日 | 地域


 出張で初めて訪れた町の初めて訪ねる先、駅から徒歩で何分、となると町も見たくて歩いていた。そこが大きな町だと何本もある似たような道のどれを進むか、何度か迷ったことがある。地方の簡素な町では逆に尋ねる人もままならないこともあった。今ならスマホが確かな道筋を案内してくれるが、通話だけが主体の携帯電話の時代、目と足が最も頼りだった。

 そんな不案内のとき、今どこにいるか、と周囲を見回したことは何度もある。そんなとき何町何丁目という表示板を見つけると、下調べした行先と比較して歩を進めた経験もこれまた何度もある。それでも分からないとき、先方へ携帯で連絡、周囲のビルなどを伝え、電話案内に従ったこともあった。これは都内でのこと。

 そんな町の所を示す鉄製や樹脂製の表示版はその町、その場所に似合った方法で立てたり貼られたりしている。錦帯橋近くにある史料館そば、小学生の通学路に立っている標識の文字が破られている。高さは歩道橋とそんなに違わないから、通りがかりに手で打ち破ることは出来ないので、石のような硬い物を投げつけたとしか思えない。表示の場所を知っているから壊れた文字を類推できるが、そうでない他所からの人は悩むだろう。いたずら、だけでは済まされないことになる。

 向かいには交番もあるし郵便局もある。尋ねる先に困ることはないが、それで済むことではない。小さな悪戯も積み重ねると大きな悪戯となり取り返しがつかなくなる。これは子どものいたずらとは思えない、立派な器物損壊に当たる、いつから壊れていたのだろう、そんなことを思うだけで通り過ぎた。

 
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする