日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ビワの袋掛け

2009年04月22日 | 自然 季節
               

染井吉野は今日、青森で満開になったとか。当地では桜は遠のき田起こしが見られ始め、揉み撒きされた知人もある。まもなくお玉じゃくしも姿を表す。季節は移動しながら変わっている。

ある駐車場で、向こうに見える木の枝の先端に黄色っぽい何かが見える。鳥の姿とは少し違う。近づくと黄色の主はビワ(枇杷)の実を守る袋だった。袋は摘果と同時に行なう、という。

「桃栗3年柿8年」は良く使われるが続けて「ビワは早くて13年」、ビワにまつわる言葉があるそうだ。そんなに苦労した実だからあの様に大きな種子が出来るのか、そんなことを思う。

ビワの葉には薬効がある、乾燥したビワの葉を茶葉の変わりにして「ビワ茶」なるものを飲まされた経験がある。子どもころそれが何に効き目があるのか知らなかったし、聞いても忘れているのだろう。味も覚えていない。

多いものは10個くらいもひと塊になる実、オレンジ色になる梅雨のころから7月にかけてが食べころ、おとなしい甘さがいい。それにしても高い枝の先端に袋がけ、感謝しながら口に運ぼう。

(写真:葉の緑色、袋の黄色、空の青色のさわやか3色)
コメント (6)
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