日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

540メートルでの花見

2009年04月11日 | 陶芸
               

九十九折の桜の咲く急な坂道を登るバスのエンジン音、だんだん苦しそうになる。歩いて登るには難儀そうなメンバーを見て「会長さんこの会の平均年齢は幾つ」、「あんたは若い方」の答え、窓外の風になびくサクラの花びらが笑っているように見える。

幾組かの花見客が宴を楽しんでいる広場にバスが進入し驚かせる。海抜540㍍の山頂にはそれほど広くはないが拓けた場所がある。展望は麓の家から海の向こう四国連山まで、反対に向くと新芽が鮮やかな山々が連なる。

風に揺られて散り始めた桜の花びらが特製の花見弁当に舞い降りる。料理は年齢見合いに上手く考えて作ってありみんな喜ぶ。下りは三々五々、ワラビを採るもの、桜の写真を撮るものと気の向くままに集合場所まで歩く。

集合場所でアイスクリームを求める人が多い。それもそのはず日ざしは初夏、久しぶり汗をかいた。運転があり花見で飲まなかったビールをは晩酌で、暑さの残る身体から思わず「美味い」とひと声が出た。今年の花見はこれで終わった。

(写真:さくら越しに見える波静かな瀬戸内海)
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする