ネットで新聞各紙を見ると「幻の源氏物語写本 70年ぶりに発見」という記事が大きなスペースを占めている。記事を読むと専門家には重要な資料となる様子がわかる。研究に新たな展開があるかも知れないという。
源氏物語は教科書で接しただけで進んで読だことはない。およそ1千年前に紫式部が創作した長編、光源氏の人生を描いた物語という程度の知識しかない。
由緒ある資料や書物から新たな姿や事実が描き出される。発掘した古墳から人の歴史が読み解かれる。これらの報道を読むと研究者に深い尊敬の念をいだく。
東北のある遺跡発掘の捏造をスクープした記者の話を聞いた。保身ための捏造は許せないという記者魂が歴史的曲説を防いだ。こうした輩のいることを残念に思う。
源氏物語の新資料の発見がこれからどんな展開に進むのか、光源氏を知らないが続報が楽しみだ。
1週間ほど前「持ってお帰りい」そういってミニ鉢植えをもらった。高さは10数センチ、小さく「ムラサキシキブ」と札が立ててある。小さな実が葉の付け根から出ている。秋ころには紫色の実に変わるそうだ。式紫部との偶然の出会い、その先に何があるのだろうか。
(写真:秋の色変わりが楽しみな実)