早朝ウオークで挨拶を交わす人が道のどこを歩くか、その人の長い習慣から形ちが出来ている。そのなかの車道を歩く人を見てみよう。
ウオーク暦は私より長いご婦人。ゆっくりと頭を少し傾けて必ず車道の左側を行かれる。街灯のない道なので追い越す車も怖いと思う。1度パトカーから「歩道を歩くよう」促がされたがいまだに直らない。信念なのか歩道に嫌な思い出があるのか、詮索しても分からない。
車道を歩く人は意外に多い。20代と思う女性はいつも片側1車線の中央付近を歩く。車が近づけば車道の端へよるが過ぎれば中央へうつる。この方にも訳があるのだろう。
高齢の女性の方に「歩道は波うつように凹凸が多く足腰が弱ると歩き辛い」と聞かされた。駐車場入口・家の門扉前・バス停・交叉点など車道に向けて傾斜が作られている。住宅街のなるとこの傾斜が連続する。この方は車道と歩道の際を歩かれる。
腰の具合が悪いとき、歩道に作られた波からの腰への負担を軽くしようと歩き方が変わる経験を何度かしている。自慢ではないが自身は歩道一筋のウオーキングをする。
錦帯橋上流の歩道は時間帯の関係で「我が専用道」かと錯覚する。行きは錦川の竹林沿いを帰りは城山沿いを使う。春は桜、今は鳥の鳴き声、秋には虫の声と贅沢な自然に恵まれている我が道、いつまでも続いて欲しい。
(写真:我が専用道に人影なし)