歴代誌第二 2章
ついに当地に夏が到来! きのうの最高気温は33度でした。昼が最も長い時期の快晴ですから、いつまでも明るい一日でしたが、さすがに夕方になるとさわやかな風が心地よかったです。けれども、この暑さもきょうでいったん終わりになるとの予報が出ていました。
2章にはソロモンが主の宮と王宮を建てるに際して、父ダビデと懇意だったツロの王フラム(ヒラム)に職人の派遣と木材の調達を依頼するという箇所です。
ソロモンの願い事について二つのことが心に留まりました。ソロモンが自分は小さな者だと告白していることと、神のために壮大な宮を建てるのだという決意です。壮大な宮を、そして王宮を建てるために、自分はふさわしいのだと鼻息を荒くしているのではなくて、むしろ小ささに恐れを抱き、それゆえにフラムに協力を求めるという姿がここに見えます。フラムの好印象を得ようとソロモンが自分を卑下しているということではないでしょう。
自分の小ささをいつも覚えているというのは、信仰者のあるべき姿です。けれどもそれは、決して何もできない、何もしないということではありません。自分は取るに足りない者だけれども、神のために大いなることをするという、一見矛盾するようなことが成り立ってきたのではないのだろうか…、そのようなことを思いました。