みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

神の時

2016年06月16日 | 使徒の働き

使徒の働き 10章1−16節

 きのうも、教会での祈祷会を終えて帰宅する頃には黒雲に覆われた空から雨が降り出し、夕方にはくっきりとした青空が拡がるという移り変わりの激しい天候でした。私たちは一年前のきょう、当地に到着しましたが、あの日は晴れ渡ったさわやかな天候だったとの記憶があります。ですから、きょうからは来独二年目ということになります。あっという間に一年が過ぎました。

 この箇所について「みことばの光」には、「初代教会の福音宣教の大きな転換点」と書かれています。これまでの常識が全く覆されるという体験をペテロがして、それが教会の方向を大きく変えることにつながっていきます。転換点を仕切ったのは主イエス・キリスト。

 そのために神の詳細な計画が実行されたということです。「ある日の午後三時ごろ」とか、「その翌日」、また、「昼の十二時ごろ」などということばが目に留まりました。カイザリヤからヨッパまでコルネリオの使いの兵士はどのくらいの時間がかかるかを主は予めご存じで、コルネリオに、そしてペテロにお示しになった時をお定めになったのです。17節も併せて読むのを勧めます。

 震えるほどぴったりなタイミングで…などということを、時折私たちは体験します。そのようなとき、「ラッキー」と喜ぶだけでなくて、ぴったりのタイミングになるように、この人にはここで、あの人にはここでと、働きかけるのは主なのです。


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