みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

聖なる会合

2016年02月26日 | 民数記

民数記 29章1−19節

 

 きのうの朝は冷えました。放送局の近くの樹木には霜がびっしり。帰りに、教会の方のお宅を訪ねおいしいお昼をごちそうになりました。

 民数記29章前半には、第七月に三つの大きな祭りを行うようにとの神の命令が記されています。

 ここで、「第七月」というのは春から始まる暦での数え方です。「みことばの光」では「祭儀暦」とありましたね。少しややこしいのですが、春から始まる暦での第七月は、秋から始まる暦(農事暦)では第一月に当たります。そして、今の私たちが採用している太陽暦では9−10月に当たるのです。また、この時期に降る雨を聖書は「先の雨」と呼んでいます。どこかで目にしたことがあるでしょうか。ですから、第七月の一日の「ラッパが吹き鳴らされる日」は農事暦での新年の祭りでもあるのです。

 ここで目に留まるのは、いけにえとしてささげられる動物の数と、それに添える穀物のささげ物の量です。28章から続く日ごと、安息日ごと、月ごと、そして暦にしたがって行われる祭りでささげる動物の総数は1年間で113頭の雄牛、32頭の雄羊、1086頭の子羊で、穀物のささげ物は1トン以上、油とぶどう酒はそれぞれが1リットルびんで1200本分にもなるとのことです。これは、それだけのささげ物をささげるだけの豊かな実りが、イスラエルの人々が定住するカナンの地にもたらされるという、神の約束の確かさでもあるのです。

 神にささげ物をするときに、「数ではなく心が大切」と言われることがあります。けれどもそのようなことばが、ささげるのを惜しむ心から出ていなだろうかと、探られる箇所でもあります。


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