サムエル記第一 29章
日曜日に、「ボードゲームイベント」に参加しました。「まちころ」「Uno」「ラビリンス」など多くのゲームを持参してくれた主催者の皆さんに感謝します。「Uno」をしていた時にはそれほど頭を使うという感じはなかったのですが、「ラビリンス」はよく考えますので、頭が迷宮……のようでした。
28章1−2節には、ダビデがペリシテのガテの王アキシュから護衛に任命されたことが書かれているのです。これはダビデにとっては大きな危機でした。サウル王にいのちを狙われるかわりに、今度は敵軍の一員としてサウルたちと戦わなければならない瀬戸際に立たされていました。
しかし、このことの結果はすぐには記されず、この章で明らかにされます。ダビデとその一行がアキシュの護衛としてイスラエルとの戦いに出るのを、他のペリシテの領主たちがこぞって反対したのです。
そのために、アキシュのほうからダビデにいっしょに戦いには行かないでくれとの願いが出されたのです。それで、ダビデと一行はイズレエル平原でのサウル王たちとの戦いに出陣することを免れるのです。
油注がれた王サウルを決して私は手にかけることはない、手にかけてはならないとの姿勢を堅持していたダビデに、主があわれみの導きの手を延ばしてくださったのだと、ここを読んで思いました。
自分の力ではどうにもこうにもならないところに追い込まれたとき、考えてもいなかった方向からの助けがあるということがあっただろうかと、ここを読んで思いました。
11節に目が留まりました。ダビデとその部下は…ペリシテ人の地へ帰って行った。ペリシテ人はイズレエルへ上って行ったということばです。イスラエルのダビデがペリシテ人の地へ、ペリシテ人たちがイスラエルの地へというのは、神がなされた不思議ではなかったでしょうか。