サムエル記第一 14章16−35節
「みことばの光」を開くと左側に、「365アイコン」があります。たとえば7月1日には、Ⅱ歴代33―34、詩篇75−76と書かれています。そのとおりに聖書を読むと、一年で聖書全巻を読み終えることができます。挑戦してみてはいかがでしょうか。先週私は二日ほど、Ⅱ歴代を読むべきところをⅠ歴代を読んでいました。
イスラエルとペリシテとの戦いでは、サウルの息子ヨナタンの信仰に基づいた勇気ある行動によって、敵を混乱させます。ところが、サウルはペリシテ側に何が起こっているのかが分かりません。そこで、神の箱を持って来させます。3節にはエポデを身につけたアヒヤが、サウルの傍にいます。13章8節以降にはサムエルが来るのが遅いので兵士たちの心をつなぎ止めておくために、祭司がなすべき務めを勝手に行います。
神に信頼するといいながら実際には人頼みと言ってしまったら、サウルに失礼かもしれません。しかし、そのような印象を否むことができません。このように書きながら、実際のところ自分はだれを頼りにしているのかと問われます。
24節には「夕方、私が敵に復讐するまで、食物を食べる者はのろわれよ」と、サウルが兵士たちに誓わせたとあります。断食することによって神が勝たせてくださると信じたうえでのことだったかもしれません。しかし、本当に主はそれを望んでおられると確信したうえでのことだったのかは疑問です。
29節の「父はこの国を悩ませている」というヨナタンのことばが心に響きます。イスラエルの指導者として、決定的なものを欠いているサウルは、まさに国を悩ませているのです。