みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

姿勢の変化が

2021年03月05日 | 民数記

民数記 32章20−42節

 何となく生暖かな気温で、もしかしたら…と思っていたら、案の定激しい雷雨に見舞われました。春雷です。ウォーキングの途中で出会った友人は無事に帰宅できただろうかと思いつつ、書いています。

 ルベン部族とガド部族が、ヨルダン川を渡って約束の地に住まずに、東側(トランス・ヨルダン)にとどまるとモーセに申し出たことの結果がここに記されています。前半に、申し出、モーセの怒り、彼らの提案(他の部族が約束の地に定住し終えるまでいっしょに渡っていって戦う)とあり、ここでは、彼らの提案をモーセが受け入れること、そして、モーセは二部族に加えマナセ部族の半分に東側の領土を与えたことが書かれています。

 二部族はモーセの命令を実行すると約束し、マナセ部族の半分も加わって、二部族半がヨルダン川の東側にとどまりました。そして、民数記に続くヨシュア記4章12節によると、この時の約束を彼らが守ったことが分かります。「ルベン人とガド人と、マナセの半部族は、モーセが彼らに告げたとおり、隊列を組んでイスラエルの子らの先頭を進んで行った。」同じヨシュア記22章9節には、彼らが得た自分たちの所有地へ帰って行ったとあります。

 「みことばの光」は、この出来事に主が沈黙しておられることに触れています。確かに、「主はモーセに仰せられた」とのことばが見られません。しかし、31節には「主があなたのしもべたちに語られたことを、私たちは実行します」とあり、上述のヨシュア22章9節に「…モーセを通して示された主の命により、彼らが得た自分の所有地、すなわちギルアデの地へ帰って行った」とあります。

 自分のことだけしか考えない者たちの姿勢が変えられていく…、本章はこのことを伝えているのだと、読みました。


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