みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

手厳しい指摘

2011年11月18日 | ヨブ記
ヨブ記34章1-15節


 「パンクしにくい自転車」ということで購入した自転車がパンクをしたので、修理してもらいました。
 お店の人曰く。「タイヤのゴムが厚くできていてパンクしにくくなっているのですが、空気が十分入らなくてもタイヤを触ると入ったように錯覚したようですね。空気が不十分のまましばらく走られたので、チューブもだめになっていました。交換しておきました。これでもか…、というぐらい空気を入れてください。」
 確かに、ちょっと触ったら「空気だいじょうぶ!」と走っていたのですが、足りなかったのですね。
 
 エリフはヨブだけに話しているのではないのだな、ということをこの章の初めのことばで確認。そうです。そこにはあの三人の友人がいたのです。エリフがかなり誇張してヨブの問題点を指摘するわけも納得です。

 それにしても、ヨブを「あざけりを水のようにのみ、不法を行う者どもとよく交わり、悪人たちとともに歩んだ」とは手厳しい。「言い過ぎではないか、エリフ」と言いたくなります。
 けれども、突き詰めていけば、ヨブのように神よりも自分自身を義とする姿勢とは、「不法を行う者ども」「悪人たち」と同じ所にあるということではないか、と考えました。

 「ヨブの態度には、自分の考えを神とする、人間の本質とも言うべきものが潜んでいた」と「みことばの光」が指摘している事柄は、だれもが心に留めておくことなのですね。

 
 


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