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☆橋本治「橋本治という考え方」

2009年08月13日 13時21分43秒 | 文学
橋本治という考え方 What kind of fool am I橋本治の「橋本治という考え方」(朝日新聞出版)読了。
正直に言うと、橋本治のカマトトぶった(と言うのじゃないな)、何というのか分からないが、賢い人が「自分はどうやって勉強したらよいのか分からない」、という類いの発言をするのを聞いた時に感じる不快感に似たものを読んでいるとたまに感じる。
たぶん橋本治は正直に自分の言葉で語っているだけなのだろうが、それがなんだか腹立たしいことがある。
これは私に問題があるのだろう。

古典というのは、いや、本というものは、いやいや、そもそも何かに出会うということは、それまでの自分の理解してきた手持ちのもので理解しようとするのではなしに、まったく理解不可能なことに出会い何とかしようとするところに喜びがあるのだろうと、最近よく感じる。
高校野球はすこしは見ているが、まだ一回戦なのでそんなに面白くない。
やはり終盤の逆転によるエースの崩れ、そんなものを私は見たい。
守備が終わってベンチに走って帰る姿を見ると、高校野球というのは楽しむためのスポーツではなくて、修行というものに近いものなのだろうと思う。
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