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☆司馬遼太郎「翔ぶが如く(6)」感想

2006年10月13日 22時58分54秒 | 文学
翔ぶが如く〈6〉司馬遼太郎の「翔ぶが如く(6)」を読んだ。
とっても読むのが遅い。
後半はもっと早く読みたい。

熊本で神風連ノ乱が起きる。
神風連のひとたちは、自分たちの行動を決めるのに「宇気比(うけひ)」、つまりクジで決める。その辺のことが結構気味悪く、悪意を持って(いるように思った)、描かれる。
司馬遼太郎はこういうことが本当に嫌いなんだなあ。
イデオロギーが嫌いってどっかに書いてたもんな。
神風連はまさにイデオロギー集団だ。
そういえば神風連ノ乱については、三島由紀夫の「豊饒の海」のどれか、たぶん二番目あたりに出てこなかったかなあ。「豊饒の海」は全く面白くなくて、つらくて泣き泣き読んだ記憶しかないけど。
それとも猪瀬直樹の本で出てきたんだったっけ。すっかり忘れたなあ。名前に聞き覚えがあるんだけど。
社会科の授業で得た知識では絶対にない。それだけは(悲しいことに)断言できる。ほんとうに嫌いだったから。
興味のないことは忘れるのも早い。

それにしても太政官政府は、というか大久保利通は結構嫌われていたんだな。そんなことを全く知らなかった。
それにひきかえ西郷隆盛はみんなに崇拝されている。
西郷隆盛がこのように鹿児島にひっこんで、誰にも会わずにいっつも外出していたことも知らなかった。
西郷隆盛といえば、無類の犬好きなんだろうという印象しかなかった。ほんとに犬好きなのかどうかは知らないけど。

神風連ノ乱は明治九年なのでもうすぐ西南戦争だ。

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2 コメント

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初めまして ()
2006-10-15 20:06:27
私も翔ぶが如くを読んでいます。まだ2巻に入ったとこです。早く読んで追いつきたいです☆結構本を読んでらっしゃるんですね。
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コメントありがとうございます ()
2006-10-15 23:39:15
はじめまして。

「翔ぶが如く」はなかなか時間がかかってしまってるんです。追いつかれないように急ぎます。

僕は都さんと違って西郷隆盛にあんまり興味が持てないのが、読むのが遅くなっている原因かもしれません。
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