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「父と暮せば」

2011年10月25日 23時59分58秒 | 舞台
井上ひさしの演劇に興味を持ち、ずっと昔に録画したまま見ていなかった『父と暮せば』(辻萬長、栗田桃子出演)の演劇を見た。
父親の幽霊と娘の二人芝居で、時間も短く、おもしろく楽しめた。
以前彼の『ムサシ』を本で読んだときはおもしろいと思えなかったのだが、これだったら井上ひさしの芝居も見てもいいかな、と思えた。
演劇を見た後で、同じように録画したまま見ていなかった映画の『父と暮せば』(原田芳雄、宮沢りえ出演)も見ようとした。台詞が演劇と同じで「ふーん、そのままやるのか」と思って見ていたのだが、やはり同じ話を続けて見て飽きが出たせいか、嫌なところが目につき始めて見るのをやめた。
映画で付け足している部分がすべて嫌な部分と思われた。
特に原田芳雄の演技についてなのだが反戦のメッセージが強くなっているところと、演劇では登場しなかった浅野忠信の出ているところ、が好きじゃない部分だった。
テレビドラマや映画になるとどうしても俳優の感情が強く出ていたり、話が分かりやすくなっていたりするのは仕方のないことなのだろうか。もっとあっさりしたものでいい。
これからはNHKで放送される演劇をもっと見ようと思った。
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