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片山洋次郎『身体にきく』

2016年01月13日 21時08分23秒 | 文学
片山洋次郎『身体にきく 「体癖」を活かす整体法』(文藝春秋)を図書館で借りて読んだ。
最初のほうに、両方の手のひらの間に空間をあけてしばらくすると手のひらが熱くなるとか、手首と手首をこすると手のひらが熱くなるとかあり、試してみたが熱くならなかった。こういうのはよくわからない。隣にこのひとがいて、教えてくれたら熱くなるような気がする。
言っていることは、わりと納得できる書き方で、怪しい雰囲気はあまりない。考え方、感じ方、ものの見方で、そのようなことはあり、実際に効果もあるのだろうなと思う。
自分に触れたり、他人に触れたりすることで、回復することは確かにあるのだと思う。

片山洋次郎は、野口晴哉の考えをベースにしているらしいが、この前読んだ野口晴哉の『風邪の効用』のほうがこの本よりもぶっ飛んでいておもしろかった。
風邪を引くとがんが治るとか、風邪を引かないから脳溢血になるとか、やはりそこまでやってほしい。片山洋次郎は常識的だった。

風邪はなぜ「引く」と言うのか不思議だったが、この前ふとトランプでババを引くと同じ感覚か、と思った。
麻雀でも「引きが強い」とか言い、そういう感覚なんだろうな。案外英語のcatch a coldに近いのかもしれない。
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