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☆ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟2」感想

2007年10月14日 02時29分53秒 | 文学
カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」(光文社古典新訳文庫)の2巻目を読んで、いまは3巻目の最初を読んでいる。
昔読んだときには何がおもしろいのかさっぱりわからなかったゾシマ長老の自伝なども、いま読むと心に沁みる。自分だけのことを考え続けるのはいつか限界があるというようなところとか。
「大審問官」については今回もなにがなんだかよくわからなかった。ここってそんなにいい場面かなあ。
3巻の最初でゾシマ長老の死体から腐臭が漂う場面があるが、聖者と腐臭という組合せがいいところなんだろう。アリョーシャについても、ずっと優等生の印象であまり好きではなかったけれど、今回読んでみるとわりと心の迷いのようなものが見られて意外な印象だ。どちらの兄にだったか、たしかドミートリーのほうにだったと思うが、性の問題では自分も同じように悩んでいるというように言っていて相当意外だった。

新潮文庫で大江健三郎の「日常生活の冒険」の字が大きくなって表紙も新しくなって気になっている。
来月は村上春樹の「東京奇譚集」が文庫化されるらしい。これは確実に読む。
あとは、岩波文庫でとうとうルソーの「告白」が復刊されるらしい。ずっと待っていたので嬉しい。字も大きくしてくれるのだったらさらに嬉しい。

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