ダブログ宣言!

ひとりでするのがブログなら、
ふたりでするのがダブログ。

☆「失われた時を求めて」メモ49

2008年05月20日 01時43分09秒 | 文学
クリストフ・バラティエ監督の「コーラス」は妻も気に入って、DVDを購入した。
これまで購入した映画のDVDは、岩井俊二監督の「花とアリス」に続いて二本目。めったに買わない。
DVDを買うかどうかの決め手はやはり特典映像だなあ。

プルースト「失われた時を求めて」8巻404ページまで。
・モレルは語り手の自動車運転手と関係があるようだ。(肉体関係?)
このあたりは話を少し先取りしているようで今後詳しく語られる模様。
しかしすぐに忘れそうなので、きちんと書いておく。
語り手の運転手は、シャルリュスの運転手もしている。
しかし、シャルリュスからもらっている賃金より少なく会社に報告しているために、あまり仕事をしていないと会社に思われてパリに呼び戻されそうになる。
モレルは運転手がパリに戻るのが嫌なので、ヴェルデュラン家の運転手にしようと画策する。
ヴェルデュラン家では馬車を使っているのだが、馭者の悪口を広めたり、馬車からものを盗んだりして、失業させる。
そしてヴェルデュラン家の運転手に就任する。
その後、再び語り手の運転手になるらしい。
この運転手はアルベルチーヌとも関係をもっているのではないか、と匂わせるようなことが書かれていた。
・モレルは矛盾した人物として描かれる。
まあ、しかし人間というのはだいたい矛盾している。
・飛行機が飛んでいるのを見て語り手が感動する。
自動車とか飛行機とか時代が変わっていっているな。
コメント    この記事についてブログを書く
« ☆クリストフ・バラティエ監督... | トップ | ☆竹田青嗣「言語的思考へ」感想 »

コメントを投稿

文学」カテゴリの最新記事