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☆チャールズ・ラム/メアリー・ラム「シェイクスピア物語」上巻

2008年07月02日 23時01分23秒 | 文学
シェイクスピア物語 上(岩波文庫)チャールズ・ラム/メアリー・ラム作「シェイクスピア物語」(岩波文庫)の上巻を読んだ。
おもしろくってすぐ読めた。
これまで思ったことなかったけど、シェイクスピアの話って日本昔話とかおとぎ話みたいなところがある。いいひとは幸せになり悪いやつは不幸になる。いいひとが不幸になることもあるが、悪いやつが幸せになることはない。たぶんなかった。
きちんと教訓が含まれている。
これまで本当にあらすじが追えていなかったことがわかる。

最後に読んだ「マクベス」では、三人の魔女の予言によってマクベスとその妻が王を殺して自分が王になる。この話は運命とか魔女の予言ってあるのだな、それには逆らえないのだな、と昔から思っていたのだが、あらためて読んでみると、自己暗示が一度始まるとそこから逃れることは難しいという話なのだな、と思った。
アランはどこかで、占いをされるとそれに囚われてしまうので、そういう機会からはできるだけお逃げなさいと言っていた。
「マクベス」と言えば、黒澤明の「蜘蛛巣城」の原作らしいので、「蜘蛛巣城」を見るときはもう一度読み返そう。

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