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村上龍『星に願いを、いつでも夢を』

2018年08月21日 00時54分05秒 | 文学
村上龍『星に願いを、いつでも夢を』(KKベストセラーズ)を図書館で借りて読んだ。
村上龍のエッセイを続けて読む。
読んでいると、村上龍のことがものすごく好きになる。とてもやさしい。信頼できる感じがする。
どちらかと言えば、龍よりも春樹だったのだが、しばらく龍でもいいかもしれない。そう思って『歌うクジラ』を読み始める。村上龍の長編小説を久しぶりに読むが、あいかわらず暑苦しいし、息苦しい。このひとは括弧書きの会話がなぜだか昔から嫌いだった。ずっとカメラが主人公の顔しか映していない映画みたいな感じで、いま主人公と話している人間が誰かくらいの情報しか分からない。そういう小説なんだろう。というような感想を持つ。
『星に願いを、いつでも夢を』の最後に、ノーベル文学賞の話があり、村上春樹の受賞に備えてコメントを用意しているという話があった。
確かに村上春樹がノーベル文学賞を受賞したら、村上龍の話を聞きたい。内田樹も毎年コメントを用意しているらしいが、村上龍のほうが興味がある。
村上龍は村上春樹の小説を今でも読んでいるのか、読んでどう思っているのか、というようなことに興味がある。
思えば、エッセイを二冊読んだが、長距離走が嫌いとか、旅行が嫌いとか、ジョニー・ウォーカーがどうとか、飼い犬が死んだとか、村上春樹を意識したと思われる記述が多かったように思う。
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