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沢木耕太郎『旅のつばくろ』

2023年11月11日 17時20分30秒 | 文学
沢木耕太郎『旅のつばくろ』(新潮文庫)を読んだ。
気楽に読める旅のエッセイだった。
一編一編が短くそれもよい。一つで話が終わる場合もあるが、同じ旅について続けて書かれることもある。
以下のところで、檀一雄の『火宅の人』を読もうとまた思った。
《作家には、たとえそれが「不倫」であれ、誰かに惹かれているという心の華やぎが精神を若返らせ、作品に艶を与えることがある。》(55頁)
続編もあるようで楽しみ。文庫になったら読む。
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