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伊藤亜紗『学びのきほん 感性でよむ西洋美術』

2023年10月18日 23時52分17秒 | 文学
伊藤亜紗『学びのきほん 感性でよむ西洋美術』(NHK出版)を図書館で借りて読んだ。
入門書で、美術史についてざっと知りたい人にはいいかもしれない。私にはあまり得るものはなかった。
が、特に以下の二箇所が驚いた。

《「夜警」というのは通称で、実際は昼の様子を描いたもの。正式名称は「フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブルフ副隊長の市民隊」です。塗料のニスが変色して暗くなったことにより、あやまって「夜警」と呼ばれるようになりました。》(60ページ)
レンブラントの「夜警」がもともとはどんなに明るかったかを知りたい。

《身も蓋もない話をすれば、ヌードの絵を所有している王族や貴族たちは、表向きは美の理想像を鑑賞しているのだと言いつつ、どこかでそれをセクシーだと思っていたはずです。》(71ページ)
そんな中学生男子における「土曜ワイド劇場」のような役割があったとは。ほんとうだろうか。たぶんほんとうだろう。
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