松浦弥太郎『眠れないあなたに おだやかな心をつくる処方箋』(小学館)を図書館で借りて読んだ。
眠れないということはほとんどないので、そこはあまり参考にならなかった。前も読んだことはあったが、松浦弥太郎が四十代の頃に眠れなかった時期があることが書いてあった。私にも何年かに一度くらい全く眠れないことが一夜くらいあるのだが、絶望的な気持ちになる。毎夜続くと思うとぞっとする。とても眠らなくても平気、などとは思えないだろう。
《僕自身の経験からですが、これから先、もっとも手に負えないのは「欲望」かと思います。》(25ページ)
のあたりがはっとするほど実感がこもっている気がして、このひとも自分の「欲望」にずいぶん苦労したのだなと思った。あまりはっきり言わないことなので、実はみんなはそうでもないのではないかと思ってしまったりするが、自分の「欲望」を持て余すというのはどうにも切実な問題だと思う。
眠れないということはほとんどないので、そこはあまり参考にならなかった。前も読んだことはあったが、松浦弥太郎が四十代の頃に眠れなかった時期があることが書いてあった。私にも何年かに一度くらい全く眠れないことが一夜くらいあるのだが、絶望的な気持ちになる。毎夜続くと思うとぞっとする。とても眠らなくても平気、などとは思えないだろう。
《僕自身の経験からですが、これから先、もっとも手に負えないのは「欲望」かと思います。》(25ページ)
のあたりがはっとするほど実感がこもっている気がして、このひとも自分の「欲望」にずいぶん苦労したのだなと思った。あまりはっきり言わないことなので、実はみんなはそうでもないのではないかと思ってしまったりするが、自分の「欲望」を持て余すというのはどうにも切実な問題だと思う。