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三浦哲哉『食べたくなる本』

2021年05月16日 18時21分51秒 | 文学
ずっと気になっていた三浦哲哉の『食べたくなる本』(みすず書房)を図書館で借りて読んだ。
料理のレシピが書かれた本が僕もわりと好きで図書館で借りたり買ったりもするのだが、この本は料理研究家について書かれた本なので気になっていた。
こんなにも料理研究家のことをずっと調べている人がいることに驚いた。
有元葉子についての部分は僕も一時期よく読んだり、少し料理を作ったりしていたので興味深く読んだ。
『ウー・ウェンの北京小麦粉料理』が名著らしいので読んでみたい。
冷水希三子というひとを知らなかったが、気になるのでチェックしておきたい。
最後のほうの東日本大震災後についての話はあまり興味を惹かれなかった。
前半軽くてだんだん話が重くなるので、読後の印象はあまり良くない。学者なので最後にどうしてもきちんと真面目なことを言って終わらせたいという気持ちが出てしまうのだろう。
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