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ヨハンナ・シュピリ 『ハイジ 下』

2019年06月20日 21時36分55秒 | 文学
ヨハンナ・シュピリ 『ハイジ 下』(岩波少年文庫)を読んだ。
前半のほうがおもしろかった。後半は悪役がいない。
悪役と言えばペーターくらいだが、ハイジを独占したいのに次から次へいろいろなひとがアルムを訪ねてきてハイジを独り占めできない。文字が読めるようになって、おばあさんに本を読んであげるけれど本の教えはペーターには響かないようだ。
神様にお祈りしても願いが叶わないときは、神様がもっといい時期を待って願いを叶えようとしてくださろうとしていたり、別のもっといい方法を考えてくださっている、という考えがいろいろなところで描かれる。
ペーターが車椅子を壊してしまうことや、医者の娘が死んでしまったことなどもそうなのだろう。
ロッテンマイアーさんはもう最後まで登場しなかった。ロッテンマイアーさんよりも実は深くハイジを傷つけたと思われるティネッテも登場しなかった。
後半はいいひとしか登場しない。
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