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黒澤明監督『隠し砦の三悪人』

2017年06月01日 23時02分20秒 | 映画
録画していた黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』を見た。
最近古い日本映画をよく見るが、小津安二郎がいちばん好きで、二番目が成瀬巳喜男、三番目が迷って木下惠介で、最後が黒澤明、という感じだ。
『隠し砦の三悪人』は何度か眠くなった。おととい見ていたら猛烈に眠くなり、今日続きを見ていて少し眠くなり、それでも最後まで見れた。他の三人の作品では眠くならなかった。
よくわからないが、威勢のいい音楽を聴いていると眠くなってしまうのかもしれない。私には関係ないことが行われているような気になるのかもしれない。
『スター・ウォーズ』がこの映画の影響を受けたという話をなんどか聞いたことがあり、見ているとやはり、太平(千秋実)と又七(藤原釜足)のコンビがC-3POとR2-D2のコンビに見える。
形と人数を変えて逃走するのがこの映画のおもしろいところなんだろう。

三船敏郎と藤田進の長いチャンバラは必要かなあ。
火祭りのシーンはミュージカルっぽかった。だから「いい」ともだから「悪い」とも思わなかった。いや、ちょっといいと思ったかもしれない。
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佐藤優『先生と私』

2017年06月01日 20時41分41秒 | 文学
佐藤優『先生と私』(幻冬舎文庫)を読んだ。
『カラマーゾフの兄弟』の「一本のネギ」の話が芥川龍之介の『蜘蛛の糸』のもとになっているような話を初めて聞いた。そもそも「一本のネギ」というのがどういう話なのか全く記憶にないのだが。『蜘蛛の糸』も『今昔物語』かなにかからとったのだろうと思っていたが違った。
両親に「優君」と呼ばれる佐藤優に違和感を感じる。しかし誰にでも子供時代はある。
塾の先生が佐藤優を特別扱いしすぎる。本当だろうか。
細かいところまで憶えていすぎるが、本当だろうか。創作だろうか。日記でも付けていたとしか思えない詳しさだ。
井上陽水の「東へ西へ」や「傘がない」の歌詞を全文載せる意図はなんなのだろう。森進一の(とは書かれないが)「襟裳岬」は何度も出てくるが歌詞は載せられない。
三浦綾子の『塩狩峠』を読んで、その場所に行ったことについて詳しく書かれていた。
とにかく詳しい。
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