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佐藤優『先生と私』

2017年06月01日 20時41分41秒 | 文学
佐藤優『先生と私』(幻冬舎文庫)を読んだ。
『カラマーゾフの兄弟』の「一本のネギ」の話が芥川龍之介の『蜘蛛の糸』のもとになっているような話を初めて聞いた。そもそも「一本のネギ」というのがどういう話なのか全く記憶にないのだが。『蜘蛛の糸』も『今昔物語』かなにかからとったのだろうと思っていたが違った。
両親に「優君」と呼ばれる佐藤優に違和感を感じる。しかし誰にでも子供時代はある。
塾の先生が佐藤優を特別扱いしすぎる。本当だろうか。
細かいところまで憶えていすぎるが、本当だろうか。創作だろうか。日記でも付けていたとしか思えない詳しさだ。
井上陽水の「東へ西へ」や「傘がない」の歌詞を全文載せる意図はなんなのだろう。森進一の(とは書かれないが)「襟裳岬」は何度も出てくるが歌詞は載せられない。
三浦綾子の『塩狩峠』を読んで、その場所に行ったことについて詳しく書かれていた。
とにかく詳しい。
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