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橋口亮輔 『「まっすぐ」』

2017年04月02日 01時14分10秒 | 文学
橋口亮輔 『「まっすぐ」』を図書館で借りて読んだ。
図書館ではだいたいは予約しておいた本を借りて帰るだけなのだが、たまたまこの本が書架で目に付き、そういえばこの本が出た時少し気になっていたな、と思い借りた。橋口亮輔は好きな映画監督なのだ。
橋口亮輔の映画は『ハッシュ!』までは見たのだが、『ぐるりのこと。』と『恋人たち』は見ていないのでこれを機会に見ておこうと思う。
この本を読んで、何度も出てくる、橋口亮輔が遭遇し精神的に追い込まれた詐欺事件というのがどういうものなのか気になった。それについても、『恋人たち』を見ると何かわかるのだろうか。

木下惠介の『二十四の瞳』について何度も語られるがそのようにおもしろいものなのだろうか。一度見てみなければなるまい。
また黒澤明についても何度か言及される。作風がぜんぜん違い、あまり黒澤明が好きそうではないので意外だった。

タイトル通り「まっすぐ」な人柄がよく出ていて好感が持てる。この人のエッセイがまた読めるのであれば読みたい。
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