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白井恭弘『外国語学習の科学 第二言語習得論とは何か』

2016年10月10日 21時54分47秒 | 文学
白井恭弘『外国語学習の科学 第二言語習得論とは何か』(岩波新書)を図書館で借りて読む。
たしか勝間和代の『最後の英語やり直し!』にこの本のことが載っていて興味を持ったのだが、あんまりおもしろくなさそうで図書館で借りたけどどうしようかなと思っていた。ぱらぱらとめくってみると「オーディオリンガル教授法」や「コミュニカティブ・アプローチ」という言葉が出てきて、ちょうどいまやっている英語の音読の教材(『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』)にそのことが出てきているので興味を持って読んでみた。
外国語を勉強するのはインプットが大事だけれどアウトプットも大事なようだ。きちんと口で言わなくても頭の中で言おうとすることが大事だというようなことに納得した。実際には言わなくても、明日誰かに何かを話さないといけないかもしれないと思ったら想定で会話をするということは、ある。そんなふうな緊張感が言語習得には必要なのかもしれない。留学したり、語学学校に行くのは、教えられる内容自体にはあんまり意味はない(ひとりでもできる)のかもしれないが、その緊張感が得られるということには意味があるような気がする。

あとは、そんなに得られるものはこの本にはなかった。
普通のことが無難に書いてあった。
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