ダブログ宣言!

ひとりでするのがブログなら、
ふたりでするのがダブログ。

司馬遼太郎『播磨灘物語(三)』

2014年02月24日 22時58分26秒 | 文学
司馬遼太郎『播磨灘物語』(講談社文庫)の三巻を読んだ。
黒田官兵衛が救出されてからの話はすこし退屈している。
この小説は司馬遼太郎の小説には珍しく退屈しないなと思っていたがやはり退屈なところはやってくる。
黒田官兵衛が荒木村重に幽閉されるところは岩窟王のようだなと思った。(モンテ・クリスト伯のようだ、では言い表せない。やはり岩窟王のようだと言いたくなる。)
ぼろぼろになって髪も抜けて、足も動かなくなっているところを、大河ドラマで岡田准一がどうやるのかに興味がある。またこのあとの荒木村重と小寺藤兵衛は演じ甲斐があると思う。落ちぶれた片岡鶴太郎が岡田准一のところにやってきて、昔のよしみでお金頂戴って言ってくる感じが本を読みながら想像できた。
コメント