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最相葉月『セラピスト』

2014年02月19日 21時26分47秒 | 文学
最相葉月『セラピスト』(新潮社)を読んだ。
河合隼雄の箱庭療法にはずっと興味があって、いつか自分も受けてみたいもんだ、と思っていたことがあった。なので、河合隼雄を中心に描く日本の心理学の歴史を題材にしたこの本も興味深く読んだ。
読み物としてはさらっと読めておもしろかった。
深く心に残る本ではない。
あまり自分のことを書かないノンフィクション作家(最相葉月)が、セラピストを取材することで自分を語らざるを得なくなるところが、いちばんわくわくするところだったろうか。
本の帯に「心の病いは、どのように治るのか。」と書いてあったが、その謎は解かれなかった。
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