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半藤一利『あの戦争と日本人』

2013年09月02日 00時37分09秒 | 文学
半藤一利『あの戦争と日本人』(文春文庫)を読んだ。
読むのに時間がかかったせいもあり、あまりおもしろく読めなかった。
どんどん新事実が明らかにされて、あっと驚くようなことが続く、といった本ではなかった。

あまり更新していないので、このところのことをまとめて書く。
テレビ「徹子の部屋」の山口果林の回を録画して見る。山口果林という女優は顔は見たことはあるが、あまりよく知らない。安部公房と付き合っていたときの本を出していて、その本の新聞広告に「徹子の部屋」出演、と書いていたので、本の内容や安部公房について詳しく語るのかと思って見た。黒柳徹子との昔話ばかりで、安部公房の話はまったくと言っていいほど語られない。これは本を読んでも安部公房のことはほとんど出てこないのではないかと思った。安部公房については、あまり興味がなかったのだが(『砂の女』を中学か高校で読んだことがあるだけ)、女優と付き合っていたということで興味がわいた。「徹子の部屋」では不倫は語られないのだろうか。
テレビ「プロフェッショナル 仕事の流儀」の宮崎駿の回を録画して見た。おもしろかった。『風立ちぬ』はたぶん、そうとうに退屈な映画なのだろうが、番組はおもしろかった。なんで戦争が嫌いなのに零戦を作った人を描くの? とみんなに問われながら仕事をしたというところだけが今回の映画のポイントなのだろう。
テレビ「あさイチ」の是枝裕和の回を録画。映画『そして父になる』は非常に興味深い映画だけれど、見たら泣いてしまうし、つらいだろうから、見ないだろう。是枝裕和監督の映画はそういうのが多い。小さい子供を扱ったものを、自分に子供がいないときは興味がないから見れなかったが、子供ができたら今度は切実過ぎて見られなくなった。
テレビ「週刊ニュース深読み」。マンガ『はだしのゲン』を図書館で閲覧できなくしたことで責められている(または責めている)ニュースの特集。『はだしのゲン』自体は主人公のゲンの顔が嫌いで読んでいない。表現は規制すべきでないとずっと思っていたが、これも子供ができて意見が変わった。NHKの「おかあさんといっしょ」は見せているが、「おとうさんといっしょ」は見せていない。ある特定の人物(着ぐるみ)をみんなで馬鹿にするという雰囲気が見ていられない。意見というのはずっと変わらないものではなく、置かれた立場による。「わたしの意見」などというものはない、のではないかと思う。そしてもちろん、これもわたしの意見ではなく、「わたしの立場の意見」である。
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