ダブログ宣言!

ひとりでするのがブログなら、
ふたりでするのがダブログ。

☆9mmと司馬遼太郎の「小説」

2010年02月16日 23時47分31秒 | 文学
三月まではNHKの番組モニターなので、オリンピックも少しは見ている。(メダルがとれて良かったね。)
実際にはオリンピック番組そのものを見て感想をNHKに送ることはないのだけれど、基本的にテレビはNHKを見ているので、いつの間にか見てしまっている。国谷裕子を見たいのにベッキーを見ている。何してるのかなあ、国谷さん。(国谷裕子とは「クローズアップ現代」のキャスターです。)
番組モニターといえば、この間担当番組の「トップランナー」を見て、「9mm Parabellum Bullet」(キューミリ・パラベラム・バレット)なるロックバンドの存在を知る。僕には9mmの良さはよくわからなかったけれど、昭和歌謡を思わせるところが人気の原因ではないかというような分析が番組でなされていた。
なるほど、それは私らの言うところの、イエモンだな、と妙に納得したのでした。(イエモンとはザ・イエロー・モンキーのことです。)
昭和歌謡は強い。

モンテーニュの「エセー」(宮下史朗訳)と柄谷行人の「増補 漱石論集成」を最近は読んでいる。
「エセー」の良さはいまのところまだわからない。
柄谷行人の「漱石論」はまあまあかな。「文」というジャンルに興味を持った。
司馬遼太郎の歴史小説は「竜馬がゆく」のころは明らかに小説なのに、「坂の上の雲」のころになると「下手かっ!」と思わせるほど読みにくい。読みにくいと思わせるのはいわゆる「小説」っぽくないということなのだろう。
それは「小説」ではなく「文」を書いていたからなのかもしれないなと思った。
司馬遼太郎については司馬史観などよりも、彼の文章の書き方のほうに前々から興味がある。そのような切り口の評論があれば読みたいと思うが、寡聞にして知らない。
コメント