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☆あまりに退屈、あまりにセンチメンタルな、「船を降りたら彼女の島」

2007年03月25日 11時02分29秒 | 映画
船を降りたら彼女の島とくに意識したわけではないが、夏目漱石の「坊っちゃん」に続き、愛媛県特集になっている。
録画していた磯村一路監督の「船を降りたら彼女の島」を見た。
大林宣彦的で岩井俊二的でちょっと「魔女の宅急便」的でキタノブルーな、好みの感じの映画かなと期待して見たが、(で、確かにある程度その通りだったわけだが、)あまりに退屈な映画だった。日本映画の悪い感じがたっぷりと出ていた。
結婚します、って言うだけのことがそんなに大きなドラマになるんだろうか、いまだに、と思った。
木村佳乃の方言も違和感を感じた。そんなに出来ないのなら標準語でいいんじゃないかとも思う。ずっと東京に住んでいるわけだし、幼い頃から島よりも外の世界にあこがれ続けてきた女性なわけだから、方言で話さなくなっていてもおかしくない。
いつまでたっても地方ロケには方言がつきもので、時代劇には殺陣師がたちまわりの指導をしなければならないと思っている日本映画はあまり見たくない。

海を見ながら煙草を吸う大杉漣や、海岸に落ちているゴミ(海藻のかたまりのようなもの)を拾ってゴミ箱に捨てる大杉漣や、学校を改装して誰も客の来ない民宿を始めそこに住んでいる元教師の大杉漣がいやな感じだった。センチメンタルすぎると思う。島の生活ってそんなもんじゃないのではないだろうか。住んだことないけど。
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