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☆ドライビング・ミス・デイジー

2006年04月15日 17時55分23秒 | 舞台
昨日立ち寄ったタワーレコードで、映画「タクシードライバー」のロバート・デ・ニーロのような表情をしたひとが、きょろきょろしながら前から歩いてきた。「俺に用なのか? 誰に言っているんだ、俺か?」って言われないうちに逃げた。くわばらくわばら。

テレビで「ドライビング・ミス・デイジー」の舞台を見た。
奈良岡朋子と仲代達矢が共演していたやつです。
最初、仲代達矢の演技が「北の国から」の田中邦衛のものまねをする小堺一機に見えてしかたなかったが、しばらく見るうちに気にならなくなった。奈良岡朋子と仲代達矢のほかに、奈良岡朋子の息子役の俳優が出る、3人だけの芝居だったが、面白かった。
映画の「ドライビングMissデイジー」はずっと昔、大学時代に見たけれど、ちょっと長すぎるという印象があった。年寄りが主人公だからって、死ぬまで描かなくってもいいじゃない、って思った。いま見ると印象が違うかもしれないがそのときはそう思った。
舞台版はよくまとまっていて、映画で印象的だったシーンが出てきたりして懐かしく思った。たまに仲代達矢の台詞が出てくるまでに少し間があると心配したがそれも舞台を見るおもしろさかな。
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☆オースティン「エマ」感想

2006年04月15日 12時02分31秒 | 文学
エマ〈上〉エマ〈下〉

オースティンの「エマ」を読み終わった。最近本を読むのに時間がかかりすぎてる気がする。
僕の好みで言えば、「エマ」よりも「マンスフィールド・パーク」のほうがおもしろかった。「エマ」は結局は最初から出来レースだった。中森明菜やカールスモーキー石井の言うように、「愛はミステリー」でも「愛はほんとふしぎ」でもなかった。恋愛ゲームの結果は最初から見えていた。
狭い範囲の中で、男女の組み合わせが様々に変わるという意味では「ビバリーヒルズ高校白書」のような雰囲気でもあった。
恋愛ゲームは出来レースだったけれども、登場人物の描き方はすばらしかったと思う。
ミス・ベイツやミセス・エルトン、そしていつもみんなの健康状態を心配しすぎるミスター・ウッドハウス(エマの父)とか忘れられない人たちがたくさんいた。

何種類か翻訳があるので翻訳についてひとこと。
僕は岩波文庫、工藤政司訳で読んだけど、何箇所か意味のどうしても取れない二重否定の文章があった。これが少し気になった。他の翻訳がどうなっているのか判らないけれど、気になったこととして書いておきます。

さて、今晩はどのテレビを見ようか。
今朝新聞を見て少し迷った。
レンタルしてまで見る気になれない「マトリックス リローデッド」にすべきか、とんでもない話っぽくて実は今クールもっとも当たりかもしれない「ギャルサー」にすべきか。
いま密かなカウボーイ人気なのかもしれない。萩原流行の時代が来るのかもしれない!
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