センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

タイワンリスの駆除!

2023-12-13 00:00:30 | 生物

神奈川県鎌倉市内で今年度、特定外来生物「タイワンリス」の捕獲数が、11月末時点で年間捕獲数が過去最多だった5年前に迫る勢いとなっている。

あまりの多さに、市は駆除のための関連補正予算案を急きょ提案する。餌を与えると個体がさらに増える可能性があり、市は観光客らに注意を呼び掛けている。

タイワンリスは台湾などに生息している。ペットとして輸入された後、野生化し県内では多くが三浦半島に生息。体長は30~50センチで背中は黒と黄土色が混ざり、腹部は灰褐色や赤褐色。愛くるしい姿を見せるが、生態系の破壊や農作物への被害が指摘され、外来生物法で輸入、飼育、譲渡などが禁止され駆除対象になっている。

鎌倉市では、捕獲がスタートした2000年度に69匹だったが、徐々に増加して18年度は1571匹と過去最多に。その後は年間1000匹前後で推移していたが、今年度は11月末時点で1553匹(速報値)となった。三浦半島の近隣自治体では大きな変化が見られない一方、鎌倉市では担当者が「異常」と言うほどのハイペース。市は被害の発生事例を記したポスターを各地の掲示板に張り出している。

捕獲数が増えた理由について、市環境保全課の担当者は「今夏の猛暑によりリスの餌となる山の実が採れなくなって鎌倉の市街地に現れるようになったのかもしれない。ただ近隣自治体では、鎌倉のような状況になっていないので何とも言えない」と困惑気味に話す。

市内では市民の庭の果実が食い荒らされたり、戸袋や電線が齧られたりする被害が出ており、市は約200台の檻(おり)を市民に無料で貸し出してリスを捕獲。これを委託業者が1匹当たり6270円で殺処分している。

捕獲数の急激な増加によって委託料が不足する恐れが出ているため、市は6日開会の市議会定例会に700万円を増額する関連補正予算案を提案する。可決されれば過去最高の1860万円となる。

観光スポットの神社や寺などでは、木々の間を走り抜けるリスが人気者になっており、市の担当者は「地元の人は被害を受けて困っているので、見かけても餌を与えないで」と呼びかけている。【橋本利昭】。ヤフーニュースより、引用。

 

数年前に、鎌倉の鶴岡八幡宮を訪れた時に、池がある周辺にタイワンリスがよく現れます。それは、観光客が可愛いからと餌を上げるので、人を見ると近寄って来たりします。

中には、私のようにリックサックなどを背負っていると、背中からリックサックに上りしておねだりをしたりします。

木の上からじつと見ていています。手に食べ物などを乗せた途端に何匹かのタイワンリスが近寄って来ます。

人を恐れることがなく、例えばベンチでお弁当やパンなどを食べていると、リスだけではなく、時には、ハトや木の上にはトビまでも狙っています。

神奈川県に多く生育しているタイワンリスですが、鶴岡八幡宮でも食害などが報告されていて、20匹以上を駆除しても、数は年々増加しております。

江の島や藤沢の海岸沿いでは、トビが観光客がお昼時に食べているお弁当やパンなどを横取りされることがあります。

私も数年前に、野島公園の展望台のベンチでお昼をしていたら、背後にいた飛びに気づかず、バサッと音がした瞬間に、パンの中身を取られ、見事に袋だけが残りました。

幸い、鋭い爪で私の手は傷一つありませんでした。見事としか言えない早業でした。本当に一瞬の出来事でした。

一方、タイワンリスは、そうした盗み取りなどはしませんが、可愛い仕草をすると食べ物が貰えると言うことを覚えているのか?学習したのかも知れませんが、若い女性やお菓子などを食べている人たちを見たら、直ぐに何匹も近寄って来て、おねだりします。

可愛いと言ってお菓子を上げると、リスには「高カロリー」なので、繁殖の回数が増えることに繋がると言うことを皆さんは知りません。ただ、可愛いからと、食べている様子が「超可愛い」とスマホなどで写真を写します。

幸い、青梅にはタイワンリスは確認されていません。二ホンリスなので警戒もしますので、中々出逢えません。私はまだ出逢っていません。

本来、リスは「ドングリやクルミの実」などを主食としています。自然界の植物や木の実などを食べていると違い、タイワンリスが観光地に多く居るのは、先ず、天敵が居ないことや観光客から施し(餌)を貰えるから集まり、繁殖回数も増加するので一気に数を増やす結果となり、増えすぎた場所では「駆除対象」として、殺処分されます。

タイワンリスは「保護動物対象外」なので、処分対象となっています。

観光地に行って、タイワンリスに遭遇したら、そっと見守って上げて下さい。写真は写しても結構ですが「食べ物だげは上げない欲しい」のです。

それが、一番の「愛護」に繋がると言うことです。

センスプロデュース研究所、葛西行彦

 

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