センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

日本人の五感‼

2015-11-03 00:00:30 | 感覚
最近、日本茶のテレビCMに『日本人は繊細な味覚を持っている!』と説明しておりました。
まさしく、日本人は世界でも類い稀な感覚を持っております。
これらは国民性でもあります。
私が感覚研究に取り組み、励むようになってから20数年が経ちました。
8年前頃から、ラジオ、テレビ、雑誌などに私の感覚研究が取り上げられ、取材や出演など多数あります。
私の知名度も上がり、注目されるようになりました。
数年前には、フランス国営放送局から、日本人とフランス人の感覚の違いなどを解説し、フランス現地でも話題になりました。
日本人は海外の人と五感の違いは、言葉からしても独特な表現です。
日本だけが『五感』と呼びますが、これは、仏教用語から来ております。
海外では、全て感覚、英語では『センス』、各感覚器官を総称して五感と呼ぶのは日本だけです。
フランスでも感覚を意味する『サンス』です。
また、日本人は独特の感性!聴覚を持っております。

日本人は野鳥の鳴き声や秋の鳴き虫から四季を感じたり、心地良いと癒される感覚は日本人だけで、欧米人などの人たちは『雑音』と感じていますから、喧しい、煩いと感じているのです。
つまり、日本人は左脳の聴覚野で感じ、欧米人は右脳の聴覚野で感じる違いがあります。同様に他の感覚にも違いがあります。
日本料理を日本で何年か学んだ料理人さんが海外に戻り、日本料理店をオープンさせても、日本料理にはほど遠い料理を出したり、創作してしまったりするのは、日本人の味覚があまりに繊細過ぎて外国の方には理解不可能だから、再現するのに苦労するのです。
他にも日本人は五感を駆使した職業の方々がおらます。
缶詰の中身を缶を叩くだけで少量の違いが分かるほど敏感です。
『打検師』と言う職業の方々がおられます。ほんの数グラムの違いを音で分かる人たちです。これらも日本人が圧倒に多いものです。

日本人の職人さんたちも微妙な手加減や触覚の凹凸の違いや、鉄道の保安員の人たちもハンマーで鉄を叩き、僅かなヒビや亀裂を見つけ出します。
これらの技術や感覚は多くは伝承されたものでが、最近はハイテク技術の応用から、これらの感覚の伝承は少なくなりました。
古来、日本人は独特の感性と鋭い、繊細な感覚を持ち合わせていましたが?
最近の子供たちや若者たちには、遊びも、学びも感覚を刺激せず、鍛錬されないために『感覚異変!』が起きております。
これらを鑑み私は『現代人の五感が危ない!』と指摘し、テレビなどマスコミなどで警鐘を鳴らしながら、警告しております。
現代人は、便利な道具に拘り、依存傾向にあります。
だから、若くして五感が刺激されず、鍛錬もされないために、若くして衰え、鈍化になることがもっとも危険なことです。自身に迫る危険を回避する脳力こそ、鋭い五感がなければ出来ないから命を守ることにもなることをご理解頂けたら幸いです!
五感プロデュース研究所、荒木行彦、

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